こちらは2022年10月31日の記事を再編集しました。
少年ペドゥリートとアミと名乗る宇宙人との感動のコンタクト体験。宇宙をめぐる旅の中でペドゥリートは、地球がいまだ野蛮な、愛の度数の低い未開の惑星であることを教わる。世界11カ国語に訳された不朽のロング&ベストセラー待望の文庫化。
Amazonアミ小さな宇宙人より引用
緊張するけど大切な友だち
「アミ小さな宇宙人・もどってきたアミ 小さな宇宙人・アミ3度めの約束 愛はすべてをこえて」エンリケ・バリオス著/徳間書店を友だちから借りて読みました。(今は絶版のため、とても高価になっています)前にも薦められて、読もうとしましたが、途中で断念してしまった本。
最初に注意書きで
‟おとなにはおもしろくないから読みつづけないように”とあるくらい、わたしのように頭がカチコチなおとなには難しいのかもしれません。
数年越しの再チャレンジ!!
自分自身が変わったのか、時代が少しずつ変化しているのか。どちらかよく分かりませんが、とにかく読んだ印象がガラっと変わりました。
こんなこと受けいれられないと頑なだったわたしが、アミやペドゥリートたちと泣いたり笑ったりしている気分になれました。
アミはわたしたちにとって、友だちでもあり、教師でもあります。近いような遠いような存在。仲はいいけど、ちょっと怖い存在です。
アミといると、知りたくなかった自分の本質を突きつけられます。それは普段、わたしたちが見たくなくて見ないふりをしているもの。目の前に差し出されたら恐怖しかありません。仲は良いけれど、とても緊張します。
アミは言います。
「そうだよ。みな、すべて愛なんだ。すべてが神なんだよ・・・・・」
アミ小さな宇宙人p233より引用
他人を愛するには
自分より他人を優先しましょうと教わった世代のわたしは、自分を卑下しやすく、大事にすることが不得意です。
よく聞く言葉として
他人を愛するためには、まず自分自身を愛する。というものがあります。
わたしがこの言葉に抱いたのは、他人を愛するには段階を踏まなくてはいけないのかな?ということ。
他人を愛するために、まず自分自身を満たす。自分を満たすことで、同じように、他人も愛したい・満たしたいと思えてくる。自分がそうしたいから、相手に同じことを許す。だから、自分を愛することが大切なんだよと捉えることができます。
段階を踏んで到達する条件付きの愛?対価としての愛?
アミ3度めの約束 愛はすべてをこえてp175より抜粋
「ぼくにとっては、仕事がいちばんの楽しみなんだ。たしかにぼくは仕事をとおして、報酬を受けているよ。さっきも教えたブーメランの法則、つまり原因と結果の法則がはたらくからね。でもぼくは、仕事をしながらそんなことを期待したりしたことはないよ。仕事ができるってことだけで、もうじゅうぶんに満足なんだ。奉仕できるってことじたいが、楽しくってしかたがないんだから」
わたしは
だれかから押しつけられているように感じたら苦痛に感じます。強制されたら反発したくなります。自分が・自分だけが犠牲になっているように感じて、自分を守りたい気持ちでいっぱいになってしまいます。
それが
アミのような人たちとっては、奉仕する(他人に与える)こと自体が楽しみで、自分の喜び。
与えること・奉仕すること≠自己犠牲
奉仕したい・与えたいという気持ちを起こさせてくれた相手に感謝をし、奉仕しながら奉仕できる喜びを感じる。
自分がしたことに対して喜んでくれたらうれしいけれど、もしも相手が喜ばなくても構わない。喜ばれること・対価が発生することを期待してやっていないから。
たしかに。奉仕すること自体が喜びなら、どうなったって喜びしかありません。
愛することに条件がなく
結果すら手放して
喜びながら仕事をする
相手も自分も表現が違うだけで、同じ愛(神)だから。
けれど
わたしは一直線にそこには行けません。それが分かっているから、まずは段階を踏んで、条件つきの愛から始めていきたいと思います。
自分を愛する。
まずはそこから・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と感謝をこめて。
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