詩~ユグドラシル

詩ーポエムー

脊椎せきつい
ひとつひとつ数えてゆく
見せかけの硬度

つるつるしてる
光沢があってきれいでしょ?

慎ましやかに生育して
嘘が上手になった

記憶の通り道

聴こえてくる
せせらぎの音がまぶしい

空洞が重力に負けて
へしゃげそう

隙間が見えないよう
皮膚で覆い隠して

踏み固められた大地に根をおろす

何者でもないぼくは
何者でもあるぼくのれ物

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