こちらは2021年9月23日の記事を再編集しました。
この前
母方の祖母の顔を見に行った際に、
紅茶とケーキをいただきました。
私はあまり紅茶や甘いものが合わない体質で、
(そのときはカフェインが合わないのだと思っていました)
頭痛がしたり体が重くなります。
できるだけ避けるか
どうやって作られているのかを
よく吟味して食べるかどうか決めています。
このときは
そんなに量も多くないし、
せっかく出してくださっているのだから
断るのも申し訳ないなと思い
食べることにしました。
これがよくなかったようで・・・
30分後
車を運転している最中に
ぜんそくのような咳がでて止まらなくなりました。
ちょうど母も一緒だったので、
運転を変わってもらいましたが、
しばらくして咳は治まっても
あまり体調がよくなりませんでした。
一日たつとだいぶよくなり
病院へ行ってみることにしました。
町の診療所のなんでも診てくれる総合診療医さんで、
このとき初めて診てもらいましたが、
こちらのまとまらない話を根気強く聞いてくださいました。
お医者さんは常に忙しそうなイメージがあり、
よく分からない相談してもいいのか悩んでしまうため、
親身になって聞いてもらえただけでもうれしかったです。
紅茶とケーキを食べて体調不良だという他に
どういうことに困っているか聞かれ考えてみると、
・今までは気にならなかったのに、最近スーパーに行くと他のお客さんの洗剤・化粧品などの化学的な匂いで辛いことがあること
・家で使っている洗剤・漂白剤や除菌グッズ・殺虫剤・シャンプーなどの匂いが辛いこと
・今までおいしいと感じていたものがおいしいと感じられなくなってきたことなどがあった。(むしろ食べたくないと感じるようになった)
診てくださったお医者さんは、
初めて聞くから分からないと素直に断って、
その場でパソコンで調べてくださいました。
そして下された病名は「化学物質過敏症」でした。
専門分野外なので詳しい基準での診断ではありませんでしたが、
言われてみるといろいろあてはまりました。
私は繊細さんの本を読んだあとだったので、
このような症状(五感が敏感)はどうにもならないから
我慢するものだと勝手に思っていました。
他に病名があるとは思っていなかったのです。
(もしかしたらパニック障害・アレルギーかもしれないとは思いました)
実際にはアレルギーは疑われましたが、
こういう症状がないから違うと説明をいだたき
納得することができました。
やっぱり勝手な自己判断をせずに
きちんと聞いてみるって大切なんだなと実感しました。
診てくださったお医者さんに
「治療方法が確立されていないから、自分で調べることは必要だけど、調べるときは『公式の情報』にしてくださいね」と言われました。国や県、医療機関が出している情報を信じてくださいね、あやふやな情報に踊らされないでねと釘を刺されました。
そう言われたにも関わらず
私は病院から帰ってくるなり
症状が治ったという方のブログを探して読んでいます。
「化学物質過敏症」は人によって対応方法が違うらしいので、
ブログを書いた人が治った方法で私がよくなるとは限りません。
けれど
よくなるかもしれないという希望が見えてうれしかったんです。
自分の体験をシェアすることは、
同じような課題がある人たちが
もっとスムーズに進めるように道標になるんだなと感じます。
化学物質は
私たちの暮らしを便利に豊かにしようと生まれてきたもの。
とてもお世話になってきました。
なので
化学物質がいい悪いという二元論ではなく、
少し苦手な人もいることを
知ってもらえたらうれしいなと思います。
そのために
この症状を含めたまるごとの私を、
経験値として書けたらいいなと思います。
そしてその方(治りましたとブログに書いてくださった方)は
この症状のおかげで想いを共有できる仲間に出会えた
と書かれておられました。
そうだ!
私も「この症状でもそれなりに幸せです」より「この症状のおかげで幸せです」と言いたい。
病気や障がいがあってもなくても
人生の課題があってもなくても
今が最高にハッピーでもそうでなくても
わたしやあなたのストーリーが
あとに続くだれかの役にたつことがある。
どんなストーリーでも知らないだれかの道標になっている。
だから
わたしはわたしの見える世界を表現していきたい。
そしてあなたの世界を教えてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と感謝をこめて。
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