ミミズクとの遭遇

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こちらは2021年7月31日の記事を再編集しました。

昨日夕方、
日差しが和らいだころに散歩へ行きました。

遅めの時間に出発したので
近道をしてみようと思い、
普段あまり通らない道を通ると
見たことがない置き物のようなものがあります。

野良猫が
まるまったときくらいの大きさです。

なんだろう?

怖い気持ちもあるのに、
好奇心には勝てません。

そろ~りそろり近づいてみると、

なんと
路地のはしっこにふくろうがいました!!

見たことのない私は
びっくりしすぎて「うわぁぁぁー」と叫んで、
水やりをしていたご近所さんを助けを求めました。

「来てください、ここにふくろうがいます。」
と興奮して伝えると

「どれどれ~」
と言いながら見に来てくださいました。優しい😊

見てもらうと

「ああ、これはふくろうじゃなくてミミズクだよ。
これくらいのサイズのミミズクは、
昔大きな木があったときにはここら辺にもいたよ。」
と教えてくれました。

二人がかりで
「まだ夕方で危ないから森に帰りなさい」
「猫に食べられるよ」
とミミズクに伝えても動きません。

ケガはしていなさそうなのに。

そしてこのミミズクは
こちらの言っていることを聞いて、
ちゃんと理解しているようなしぐさをするんです。
顔をむけてこちらが話しかけ終わると、
きゅるんとした目でまばたきをします。

まるで相槌をうっているかのように。

もうひとつ驚いたのが
どんなに人が近づいても怖がる様子がなかったこと。
野生動物ってこんなに人慣れしてるのかな?

初めて出会った記念に
写真を撮りたい気持ちになりましたが、
撮ってはいけない気がして撮れませんでした。

なぜだか
写真に残すことが畏れ多い気がしたのです。

二人して
「ミミズクはちゃんと話を聞いてるね」
「だけど私たちはミミズクが何を考えてるのか分からないね」

と確認し合いました。

どうしようもないので、
「気をつけて森に帰るんだよ」
と言ってその場を離れました。


翌日行ってみると
その場にミミズクはいませんでした。

「鳥や動物たちは人間の言葉が理解できない」
と考えていましたが、
昨日の経験から考えてみると
私の思い違いなのかもしれません。

もしかしたらミミズクは
人間の言葉を理解していて、
人間の私たちが
ミミズクの言葉を理解していないだけかもしれません。

私たちの知らないことがたくさんある。

自分が理解できないからといって、
相手も理解していないと
決めつけていなかっただろうか?


言葉にならない想いや感情があるように、
言葉で表現できないものや
私たちが知覚できないものが、
すべてないわけではないのかもしれません。

自分の価値観という物差しだけで
ものごとを測ることの無意味さや
目に見えることだけがすべてではないことを
忘れないでいたい。

そうミミズクが
教えてくれたように思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と感謝をこめて。

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