詩～うまれおちる

pipipipipi

あくびをして
顔を洗う
歯を磨く

コポコポコポ
だんだんお湯がわいてきた

滲にじんだ
アウトライン

いつもの
起き抜けの
ルーティーンは

あいまいな線を
なぞる行為

夜は
わたしを共有し
星空へ溶けこんで
ふわりふわりと
浮遊する

いつまでも
このままで・・

きっと
この祈りは
聞き届けられない

◇◇◇

無情にも
合図が鳴り

途端
急かされるように
ぷつんと
うまれおちる

おはよう
新しいわたし

◇◇◇

もっと
おおきな愛を
学び
伝えるために