こちらは2022年7月20日の記事を再編集しました。
なにがプラスで、なにがマイナス?
久しぶりに大型スーパーへ行きました。
なにが違うのかというと、品揃え・広さはもちろん、わたしの中ではレジの形態の違いがあります。
他の選択肢がないときは、セルフレジに挑戦しますが、いまだにスムーズにできた試しがありません。うまくやろうと焦って、どんどんミスを重ねてしまうタイプです。
今回はレジ係の人がいる列に並びます。
せっかくセルフレジがあるのに、レジ係の人の手を煩わせるなんて迷惑かけるなぁ、申し訳ないと思いが頭によぎりながら。。
しかし、最近あまり体調がよくありません。いつもに増して頭が回っていない感じがあります。今ここでがんばってセルフレジを選択しても、絶対何か失敗するというか余計な仕事を増やす気がします。
それなら潔く
レジ係の人にお世話になろう。
並んでみると、レジ係の人がいるレジに会計を待つ人の群れができています。長蛇の列とまではいきませんが、途切れることなく人が並んでいました。そのお店ではセルフレジより、有人レジが人気のようでした。
なんだ。セルフレジが苦手な人って、わたしだけではないんだ。
すごくほっとしました🤗
有人レジに並んでいる人たちに親近感が芽生えてきました。
セルフレジは支障なく使える人から見ると、係の人を介さず自分のペースで会計ができ、それが煩わしくなくてよいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そして
大きな利点は、人件費が削減できること。レジ係を置かなくても、お客さんが勝手に会計をしてくれます。これはお店にとってもプラスです。
セルフレジがうまく使えないわたしは、お店にとって損害(マイナス)なのかも・・・なんて考えそうになりましたが、それだけではないかもしれません。
もしみんなが、セルフレジができたらどうなるでしょうか?
もっとセルフレジの台数が増えて、もっとレジ係の人が少なくなるはずです。レジの仕方が分からない人のためにサポートをする人は残るとしても、その他の人はいてもやることがなくなってしまうから。
何らかの理由でセルフレジより、有人レジに並びたい人たちがこんなにもいる。ということは、セルフレジがうまく使えないわたしを含む、有人レジに並んでいる人たちのおかげで、レジ係の人は職を失わずに済んでいるのかもしれません。
変わりゆく世界を信じるために・・・
以前、化学物質過敏症の大先輩のお話会に参加したときに、具合が悪くなってしまったことがあります。
あぁー、やっぱり自分はうまくできない。ダメな人間なんだと思い、原因を作った相手のせいにしようとしました。
一晩たっても
もやもやした気持ちを抱えたまま、うまく消化しきれませんでした。
すると
見方が変わると世界が変わるより引用
お話会の翌日、主催者さんからメッセージがきました。
わたしの体調の心配と(過敏症などの人がいても)安心してイベントを行う方法を改めて考えることができたこと。
そして参加できず帰られた方にとって、リアルに過敏症の症状を知ってもらういい機会になったと思うと書いてありました。
この主催者さんからのメッセージを読んで、わたしは目の前が明るくなりました。
わたしにとってよい経験と思えなくても、だれかの役にたてたと感じることができたからです。よくはない経験でしたが、ある意味役に立てたという点はプラスのような気がしました。
プラマイゼロ?
ゼロというより凸凹はありますが、(気持ちの上では)フラットな経験になりました。
そして
わたし自身、
見方が変わると世界が変わるより引用
辛い症状が出ないように・人に迷惑をかけないように・不用意に知られないようにとしてきたけれど、隠して健康な方と同じように見せることだけが豊かな経験ではないと気がつきました。
この豊かな経験とはなにか?というと
わたしの場合は、人並みにものごとができること・物事が目的通り進むこと(失敗しない・成果があがる)。さらには一部の人しかできない特別な体験をしたり、挑戦したことに成果がでて、ワクワク・ハッピーな気持ちになること。それが続くことでした。
これらがとても重要でした。
その結果
辛い経験(マイナス)は、嫌なこと(マイナス)としか受けとれませんでした。
もし
リアルな過敏症の症状を知ってもらうことが豊かな経験の一つなら、
ものごとを多角的に見る視点を大切に、相反するものの中から何を受けとるのかが大切になります。
一方から見ると自分にとっては都合の悪い出来事でも、それは大きな視点から見ると必要な経験かもしれません。どう捉えるのかということが、ダイレクトに自分の世界の構築に関わっている気がします。
多角的に見て
その出来事と仲よくなってみる。
それが
自分自身をどれだけ信頼しているどうか・自分自身を愛しているかどうかにつながっている気がします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と感謝をこめて。
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