こちらの記事は2020年8月8日に書いたものを
再編集しております。
私の口ぐせは「でも」「だって」でした
大人になってから知り合った友だちから
知り合って少したったころ
「でもとかだってを使わないようにしてみたら?一緒にいると疲れるよ」と言われたことがありました。
日常的に使っていたのでその言葉を使っていることをまったく意識していませんでした。なんで使ったらいけないんだろう??疲れるってどういうことだろう??頭にハテナ?がいっぱいでした。
言葉の意味とは
私が「でも」「だって」を使うときはどんな時だろうと考えてみると、自分の方が正しいから相手に教えないといけないと思いこんでいる時でした。
私の話し方はこんな感じでした。
「でも○○(こっちの方が正しい)でしょ」
「だって○○(これが世間では当たり前だ)だよ」
それは私の思っている世間の常識や正しさを押しつける言葉をあとにつなげる使い方で、相手の考えや気持ちを受けいれようとする気持ちが私にはなかったんです。自分が正しいというより世間の常識・価値観が正しいと信じて疑わなかったから。
自分とは考え方が違う=自分を否定されると思っていた私は、否定されないよう他の絶対的に正しいもので自分を武装したかったのかもしれません。
クセからぬけだすためには
思考のクセはなかなかぬけないものです。
気をつけていてもなかなか直りません。
「でも」「だって」を使わないと決めても私には効果はありませんでした。
やっぱりクセなので無意識につい使ってしまうんですよね。
その言葉を使わないことができたとしても考え方自体は変わらなかったというのも大きかったと思います。自分の正しさにしがみついて相手を受けいれようとする自分になれていないと気がつきました。
ということは言葉だけ変えても意味がないのかも?と思うようになりました。
思考回路から変えてみる
最初は「ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています」の4つの言葉をつぶやくだけであらゆる問題を手放すことができるというホ・オポノポノの本を読みました。深く取り組んでいくと奥深いのでしょうが、基本はとてもシンプルで取り入れやすかったです。とりあえず何かあったら4つの言葉を念仏のように頭の中で唱えてました。問題を手放せたかどうかは分かりませんが、頭がからっぽになるというか頭でごちゃごちゃと考える暇がなかったのはよかったなと思います。(使い方が正しいのか分かりませんが)
感謝の対象
次はもっとシンプルに”感謝をしてみよう”と思いました。
そういえば感謝って何に感謝をしたらいいのだろう?感謝する対象というか相手が必要になります。最初から分かりやすく他人に感謝するから始めてもよいのかもしれません。私はいつも素直に人にありがとうと感謝するのはハードルが高い気がしたので、ハードルを低く設定して始めてみました。
まず日常生活を観察してみると
現在ニート生活の私。お金を稼いでいるわけではない。
この状況でごはんが食べれている。
屋根のある家に住んでいる。
安心して寝ることができている。
なんなら1日中ぐうたら寝ているときもある。
書き出していると私ってけっこう幸せなんだと思えてきました。
気持ちとしては将来に対しての焦り・不安はあります。ないと言ったら嘘になります。
焦らなくてもすでに幸せなんだと思うと、
心があたたかくなって感謝がわいてきました。
自分にありがとう
次にいつも1番お世話になっているのだれ?と問いかけてみると答えは1番身近な「自分」でした。身近すぎて感謝をする相手だと思っていませんでした。気がつかせてもらったのは病気でした。
例えば私は少し無理をするとすぐに体調を崩します。
働いているときは人と同じように働かないといけないと思いこんでいたので、当たり前のように無理をしていました。自分のために自分の体に無理をさせるのは普通のことだと思っていました。
いろいろな病気になって
私の体は酷使しても弱音を吐きながらギリギリまでがんばってくれていたんだなと思うようになるとありがたいなと心からわいてきました。
相手にもありがとう
相手(他人)へ感謝をする。簡単そうで簡単ではない気がします。いつも感謝はしていますが、やっぱり他人となるといろいろな感情がわいてきます。素直に感謝できることもたくさんあります。ただそれ以上に相手の考えを受けいれることが難しいときの気持ちのあり方をいつも考えさせられます。
今実践中のものは
自分と違う考えをもった人と出会ったとき
「そういう考え方もあるんだ。気づかせてくれて、教えてくれてありがとう」
と心の中で思い、自分とは違う考え方があることを受けいれる。その考え方を自分に取り入れるかどうかは別にして考えようと思うようにしています。
まずいろいろな考えを認める、受けいれることをする。次にいろいろな考えが存在することを教えてくれた相手に感謝する。そこから始めてみる。そう思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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